PAY.JPで3Dセキュア2.0(EMV3D)が2022年10⽉4⽇に正式リリース!
Pay.JPでは3Dセキュアはベータ版として希望の加盟店向けに提供されていましたが、2022年10⽉4⽇に正式リリースされました。同時にベータ版3Dセキュアは1.0でしたが、3Dセキュア2.0(EMV3Dセキュア)に完全移⾏し、ユーザービリティの向上が期待できます。
そもそも3Dセキュアって何?
3Dセキュアは、ECサイトでの買い物などオンラインでクレジットカード決済を行う際の本人認証サービスです。
3Dセキュアの導入を行うとカードの不正利用を防ぐことが期待できます。3Dセキュアの導入はチャージバックが発生した際にカード会社に保証してもらうための条件となっている場合があり、この機能はECサイトなどの運営者(クレジットカード決済を導入している事業者)を守る仕組みとなります。
チャージバックとは
チャージバックとは、クレジットカードの不正利用などの理由でクレジットカード決済を利用した購入者が支払いに対して同意しない場合、クレジットカード会社が売上を取り消して購入者に返金する仕組みです。
チャージバックはクレジットカードを利用する購入者を保護するためのもので、クレジットカード決済を導入している事業者は通常の返金とは異なるチャージバックが発生すると、商品を提供しているにもかかわらず、カード会社から代金が入金されないというリスクが発生する可能性があります。
3Dセキュアの導入は本人認証によりカードの不正利用を未然に防ぐ仕組みとなっており、チャージバックが発生した際に、カード会社に保証してもらうための条件となっております。
3Dセキュアの導入はEC運営者にとってリスク回避になります!
インターネットでの購買件数が増えていることはEC運営者にとって嬉しい状況ですが、それに伴い不正利用によるチャージバックの発生も増えている現状があります。思わぬ不正利用によって損失を被る前に、3Dセキュアの導入を検討してみてください。
3Dセキュア1.0では問題があった
3Dセキュア1.0では、クレジットカードの利用者がカード会社に事前に設定したパスワードの⼊⼒を求めることで認証を⾏っていました。
しかし、認証は購入者の負担になる状況で、入力が面倒であったり、パスワードの設定をしていない、パスワードを忘れたケースなどもあり、いわゆるカゴ落ち(購入をやめてしまう)リスクが⾼いものでした。機会損失を懸念して導入を躊躇する事業者が多い状況でした。
かご落ち対策が施された3Dセキュア2.0
3Dセキュア1.0がパワーアップした「3Dセキュア2.0」が登場しました。具体的に何が変わったのでしょうか。ここでは、その主な改善点を分かりやすく説明します。
1.「リスクベース認証」の導入: 「3Dセキュア2.0」では、全ての買い物に対して一律に追加認証を求めるのではなく、そのリスクに応じて認証を行います。これにより、安全性は保ちつつ、リスクの低い買い物では追加認証無しにスムーズに買い物を終えることが可能になりました。
2.「モバイルフレンドリー」の強化: 「3Dセキュア2.0」はスマートフォンやタブレットなど、モバイルデバイスでのショッピングにも対応しています。これにより、どんなデバイスでも快適に買い物を楽しむことができます。
3.「バイオメトリクス認証」の導入: 従来のパスワードに代わり、指紋や顔認証などの生体認証が利用できるようになりました。これにより、セキュリティを維持しつつ、ユーザーの利便性も向上しています。
4.「PSD2準拠」: 「3Dセキュア2.0」は、EUの新たな決済サービス指令(PSD2)に準拠しています。これは、特定の金額以上のオンライン決済に強化された顧客認証が必要とされているものです。
これらの改善により、「3Dセキュア2.0」は、オンラインカード決済の安全性を強化し、ユーザーの使いやすさも向上させています。
PAY.JPのWoocommerceプラグインが3Dセキュア2.0を実装
JUNGLEで提供しているWoocommerceのPAY.JPプラグイン「Jungle Payjp Pay For WooCommerce」は3Dセキュア2.0に対応いたしました!
弊社経由でPAY.JPにお申込みいただくことで無料でプラグインをご提供いたします。
既にPAY.JPのアカウントをお持ちの方でも新しくアカウントを作成していただくことで無償提供可能です。